凌(しのぎ) AXESQUIN ノラギ 綾織り "2Color"

1988年の設立以来、日本のアウトドアブランドとして長きに渡って物作りを続けてきたアクシーズクインが手掛ける凌の衣類や道具は、欧米のアウトドアブランドはもとより日本の他のアウトドアブランドにもない独自の発想で、四季のある日本の低山、つまり森林限界以下の山を歩くことを考えてデザインしています。そしてそれらに、古くから日本に伝わる意匠や色彩、言葉の響きなどを取り入れることで、時代や生活様式が変わっても変わることのない日本らしさを表現しています。こうして生まれた凌の衣類や道具は、所作や立ち居振る舞いの美しい人に使ってもらうことでひときわ引き立ちます。それらを備えた人の着こなしはきっと美しく、シルエットを見るだけでも凌らしさ、日本らしさを感じることができるでしょう。

かつて野良で仕事をするための着物だった野良着の意匠を取り入れたノラギは、シノギングに必要な機能を備えた最新の素材を採用し、シノギングに足るように細部のデザインをアレンジしています。光沢のない落ち着いた風合いで厚すぎず薄すぎず、ソフトタッチでシノギングに必要な強度を備えた綾織り素材です。ほど良い通気性と防風性を備え、撥水性も備えています。

<着心地>
羽織った瞬間に身体に馴染む柔らかい素材にストレッチ性はありませんが、身頃も袖も太めのデザインなので動きやすく、シノギングにおけるストレスを感じることはありません。乳下がり（ちさがり）のループをS-BINNERで止めたり紐で結わいたりすることで、風が強い時のバタつきを抑えることができます。もともと風通しの良いデザインで、生地にも適度な通気性があるのでそれだけでも十分なのですが、脇の下を縫い開けてサイドジッパーを開けることで非常に優れた通気性が得られます。

<着こなし>
ヒネモスやウロコシャツにヤマバッグを掛けたままちょいと羽織るのが粋な着こなしです。ズボンにはタッツケを合わせれば凌ネオ・クラシックスタイルの完成です。ヒップベルトの付いたバックパックを背負うときにはサイドジッパーを開けて、ヒップベルトを裾の内側に通してください。こうすることで本来のシルエットを崩さずに着こなすことができます。

・野良着をアレンジしたシノギング用のシェルジャケット
・背守り刺繍
・縫い目のない肩まわり
・着物スリーブ
・太めの袖巾
・脇の下ベンチレーション
・乳下がりループ
・ハンドポケット＋YKKジッパー
・上下開きのサイドベンチレーションジッパー